今すぐ心を落ち着かせる方法
ドキドキして落ち着かないとき
心がドキドキして落ち着かないことがよくあり、悩んでいるという人は少なくありません。
一人のときならそれほどでもなくても、仕事中や人と会話をしているとき、落ち着かない状態になってしまうのです。
気持ちが落ち着かず、ドキドキしやすい、常に不安感にさいなまれている方というのは、自律神経が乱れていることが多いものです。
特に緊張しやすいタイプだったりすると、仕事などでストレスがかかったりするタイミングで一気に落ち着きがなくなってしまったという経験をしやすいのではないでしょうか。
こんな状態になったときに、すぐに心を落ち着かせる方法にはどういったものがあるのでしょうか。
心を落ちつかせる方法
仕事中すぐに心を落ち着かせたい場合には、呼吸を整える、あるいは筋弛緩法をやってみることをおすすめします。
呼吸には腹式呼吸と胸式呼吸がありますが、腹式呼吸のほうには自律神経を整え、気持ちを落ち着かせる効果があります。
ですから、日ごろから腹式呼吸の練習をしておくといいでしょう。
腹式呼吸をするには、まず椅子に腰掛けた状態でお腹に手を当て、背筋を伸ばします。
次に目を閉じて、3秒間で息を鼻から吸い込み、続いて3秒間かけて口から息を吐き出します。
この呼吸法を5分〜10分ほど続けることによって、気分がかなりリラックスするはずです。
意識を呼吸に集中することによって、くよくよと考え過ぎてしまうのを防ぐこともできるでしょう。
もうひとつのリラックス法は、筋肉を緩めて心身ともにリラックスさせる方法です。
心が落ち着かない、ドキドキするという状態のときは、身体がこわばっているものです。
ですから、筋弛緩法を使って身体の緊張を取れば気持ちも安定します。
筋弛緩法を行う際には、まず腹式呼吸を何回か行って呼吸を整えましょう。
次に、息を吸いながら首や肩、脚など特定の部位に力を入れ、息を吐きながら力を抜きます。
この動作を身体のいくつかの部位で繰り返し行っているうちに、不必要な身体の緊張が解け、リラックスした気分になれます。
家にいるときに、練習をしておけば役立つかもしれませんね。
また、ツボ押しも人前で簡単にできるので、緊張のセルフケアに効くツボをいくつか覚えておくと便利です。
まず手首のシワから指3本分、肘のほうに上がった箇所にある「内関(ないかん)」というツボは、不安を解消するのにおすすめのツボです。
内関は、反対側の手で5秒間ほど強く押します。
こうして左右の内関を押すことで、プレゼン前のストレスなども解消できる可能性がありますので、ぜひ試してみてください。
親指と人差し指の間にある「合谷(ごうこく)」もストレスに効きます。