落ち込みやすいと感じるのはあなたが「HSP」かもしれません
HSPの特徴について
一人ひとり性格が異なりますが、なかには人一倍落ち込みやすい方や、ちょっとしたことに敏感に反応して緊張したり不安になったりする方もいるようです。
こういった傾向がある方は、もしかしたらHSPかもしれません。
HSPとは、「ハイリーセンシティブパーソン」のことで、一般的な方よりも刺激を敏感に受けやすいのが特徴です。
相手の気持ちをキャッチしやすく、必要以上に不安になったりストレスを感じたりすることがあります。
また、ちょっとした変化であっても、動揺してしまい落ち着きを失ったりします。
付き合う相手が良くないと、相手の感情をダイレクトにぶつけられたり、振り回されてしまったりすることもあるため、人間関係で悩むことも少なくないようです。
反対に、HSPがゆえのメリットもあります。
たとえば、人の気持ちを汲み取るのに長けていることや、音楽や絵画などの芸術を観て、深く感動できることなどです。
このように、メリットもデメリットもあるのですが、全体的に生きにくいと感じる方が多い傾向があるのも事実です。
極力刺激を受けないようにする
人一倍刺激を受けやすいHSPの方にとって、いかに刺激から自身を守っていくのかがポイントになります。
もちろん、それが難しい場面もあるかと思いますが、自分で選択ができる場合は、刺激から離れるようにしていきましょう。
ウルサイ場所、明るすぎる場所は、おすすめできない場所です。
また、付き合う相手も吟味してください。
圧が高い人や、乱暴な言葉を使う人、自分の意見をゴリ押ししてくる人、すぐ怒る人、攻撃してくる人の傍にいると疲れてしまうので、穏やかでおおらかな人と一緒にいることをおすすめします。
無理して誰かといる必要はありませんので、一人が好きな方は一人でいられる場所や働き方を探すのも良いでしょう。
HSPの方との付き合うコツについて
HSPは、真面目で優しい人が多いです。
そのため、責任感も強いですし、人を傷付けないようにものすごく気配りをしています。
また、ちょっとしたことでも傷付きやすいので、付き合うときは注意したほうが良いことがいくつかあります。
一つは、失敗した時は責めないようにすることです。
人一倍自分に求めるものが多く、できない場合に自分を責めやすい傾向があるので、そこに誰かが責める言動を見せてしまうと、追い詰めてしまうことになります。
大丈夫であることを伝えられるような言葉がけをしてください。
また、腹が立っても、それを開放するのが苦手です。
怒っていないように見えても、怒りを感じていることもあるので、注意しながら付き合うようにしましょう。
冷たいように見えることもある
刺激に弱いHSPは、自分でもそれに気づいています。
そして、刺激によって自分が苦しむことも知っています。
そのため、人から距離を置いて生活しようとすることも少なくありません。
たとえば、友達でも恋人でもあまり深入りしないような付き合い方をしたり、一人で過ごそうとしたりするといったことです。
一見、冷たい人のように見えてしまうかもしれませんが、自分を守るための行動なので、あたたかく見守ってください。