子どもがスマホを見せてとせがんできます(26歳パート 女性)

スマホ依存をやめさせる方法

スマホさえ持っていれば、お財布を忘れてもお買い物ができる便利な時代になりました。
メールチェックなども簡単にスマホでできますし、SNSで友達といつでも交流できるのがスマホの便利なポイントです。
また、車やバイクに乗る時もGPS代わりにスマホを使うことができます。

このように大変便利な機器なので、ついつい依存してしまうようになるのがスマホの注意点です。
特に子供などは、ほったらかしにしておくと1日中スマホに釘付けということにもなりかねませんので、スマホ依存を早いうちからやめさせなければなりません。
スマホを見せないと泣き叫ぶ子どもも少なくないと聞きますが、スマホを見すぎることによるさまざまな弊害が心配です。

スマホ依存の影響

スマホ依存の状態になると、1日中スマホを見る以外のことをしなくなるだけではなく、体にも悪影響を及ぼすようになってきます。
中でも特に怖いのは「内斜視」と呼ばれる状態です。
スマホの縦長の画面を長時間見ていることによって両目が内側に寄ってしまい、内斜視の状態になってしまうのです。

内斜視をそのままにしておくと物が二重に見えてくることもあり、これを調節するために 片方の目だけでものを見るようになってしまいます。
こうなると、もう一方の方の目の視力が低下して弱視になることも考えられます。
長時間スマホを見つめることによって起こる内斜視は「スマホ急性内斜視」と呼ばれていて、ひどい場合には 外科手術によって治療をしなければならなくなります。

ですから子供のスマホを全く禁止するのではなくて、1時間見たら10分から15分の休憩をとるなどの工夫をするようにしましょう。
さらに、スマホからはブルーライトが出ているので、寝る直前に見ていると質の良い睡眠をとることができなくなります。
就寝前2時間はスマホは見ないというルールを親子で作って、守るようにするのがおすすめです。

姿勢がだんだん悪くなってくるのも、スマホを長時間見ている子供に怒りやすいトラブルです。
常に下を向いているために起こるストレートネックを始め、腰痛や肩こりなどといった症状がひどくなってくることがあります。

スマホを見る時間を減らせばもちろん症状は軽減しますので、スマホばかり見ている生活を避けるためにも週末は近隣にハイキングに行くなど、生活習慣を変えることを心がけたいものですね。
スマホの画面ばかり見ていないで、草花の美しさや木々のざわめき、小鳥のさえずりなどにもっと注意を向けて、感情の豊かな子を育てることが重要です。
家族や親戚などが集まってバーベキューなどをするのもいいですし、親子揃ってサイクリングに出かけるのもおすすめです。