ずっと昔のことを根に持ってしまいます(37歳会社員 女性)
根に持ちやすい人に見られる傾向とは?
嫌なことは誰の人生においても起こるものです。
しかしながら、すぐに忘れて楽しいことを探そうとする人と、いつまでもそのできごとに捕らわれた状態で、モヤモヤした気持ちが残る人がいますよね。
根に持ちやすい人に多く見られるのが、高すぎるプライドです。
そのため、少しでも嫌なことが起こると、プライドが許さないのです。
ではどうしてプライドが高すぎる状態にあるのかというと、その根底には自信のなさがあります。
つまり、自信が無い、自己肯定感が低いなどの理由から、人一倍傷つきやすくなっているのです。
被害妄想、何でも悪い方に考えてしまうようなクセがありませんか?
考え過ぎと言われることがないでしょうか?
もし心当たりがあるなら、相手を責める気持ちを横に置いて、一度自分の捉え方が偏っていないか考えてみるのも良いかもしれません。
本当に許せないのは相手ではない
根に持つくらい嫌なことがあった場合、ずっと相手を責める気もちが続きます。
でも、本当は相手のことを許せないのではなく、相手にされて悲しい気持ちになった自分を許せないのです。
どういうことかというと、大切である自分自身を粗末に扱われたことに対して、受け入れることができず苦しんでいるということです。
相手を責めるのではなく、もっと自分の嫌だった自分の感情に向き合って、それを認めるようにしたほうが根に持ちにくくなりますので試してみてくださいね。
過去の記憶の痛みが癒えていない
子ども時代、何かとても嫌なことがあり、そのときの記憶を見ないようにふたをしていることはありませんか?
根に持つ方のなかには、過去の癒されていない心の傷によって、必要以上に自分を守ろうとしてしまっていることもあります。
そのため、何らかのきっかけで当時の記憶が思い出されそうになるのを防ぐために、比較的最近の嫌だったことや嫌なことをした人を憎むという行為で見ないようにしていることもあります。
この場合は、根に持つタイプになってしまった、大元のトラウマに向き合って、当時の自分の感情を丁寧に見て受け入れるのがおすすめです。
こうすることで、長く根に持つことが減ることもありますよ。
被害者であることでうま味があるから
自分は被害者であるといった状態にあれば、周囲の人から優しくされると思っている方もいます。
これは、意識的にしている場合もあれば、無意識でしていることもあるので、分かりにくく感じられるかもしれません。
本当に根に持つ性格を変えたいなら、被害者をアピールして優しくされることを望むのではなく、自分を自分がいたわり大切にするように努めてみるのもおすすめです。
頑張り過ぎない、ゆっくりと自分の時間を楽しむ時間を増やすなどして、自分に優しくなってみてくださいね。