お酒がやめられません(34歳会社員 女性)
お酒をやめられないと感じたら
お酒がやめられなくてついつい毎晩飲んでしまうと言うと、中年以降の男性を思い浮かべる人も多いでしょう。
ところが、若い女性の中にもお酒がやめられなくて困っている人がたくさんいます。
特に一人暮らしの女性はアルコールにはまってしまうことが多く、注意が必要です。
「今日は絶対に飲まない」と誓っていても、家に帰ってくるとつい飲んでしまう人は、アルコール依存症になってしまっている可能性があります。
お酒は「百薬の長」とも呼ばれており、適量であれば体にいいのですが、飲み過ぎてしまうと逆に健康を損ねてしまうことにもなりかねません。
1杯のつもりが2杯、3杯と度を過ぎてしまうというのであれば、かかりつけのお医者さんに一度相談してみたほうがいいかもしれません。
まずは飲酒習慣をチェック
自分は飲み過ぎなのではないか、アルコールに依存しているのではないかと心配でしたら、まずは飲酒習慣をチェックしてみましょう。
飲酒習慣を自分でチェックするためには、「飲酒習慣スクリーニングテスト(AUDIT)」または「久里浜式アルコール依存症スクリーニングテスト(新KAST)」がおすすめです。
AUDITは世界保健機関(WHO)の調査研究を基にして作成されたスクリーニングテスト、一方の新KASTは久里浜医療センターが作った日本人向けのアルコール依存症のスクリーニングテストです。
いずれかのスクーリングテストをやってみて、依存性が強いと感じたらできるだけ早く対策を講じることが大切です。
かかりつけのお医者さんの他に、各都道府県の精神保健福祉センターまたは保健所などに行けば、無料相談を受けることができます。
アルコール依存症から抜け出すためには、お酒を一滴も飲まないのが理想的です。
服用薬もありますので、医師に処方してもらって飲むのもおすすめです。
本格的なアルコール依存症になってしまうと、完全に回復するまでに2〜3年かかることも珍しくありませんので、できれば依存症になる前に飲酒の習慣をやめるようにしたいものです。
過度のストレスが加わったり、ひどく疲れていたりするとどうしてもお酒に走ってしまいがちですので、適当に気分転換をしてリラックスすることが大切です。
お酒の量を減らすコツ
アルコール依存症まで行ってしまっていなくても、飲酒の量はできるだけ控えめにしたいものです。
お酒の量をできるだけ減らすためには、何か趣味や生きがいを見つけるのもいいものです。
ヨガのクラスに通ったり、同じ趣味の人たちが集まるサークルに参加したりすることで、ストレスを緩和してお酒の量を減らすことができます。
断酒日記をつけて、コツコツと努力するのもいいアイディアです。