上司からパワハラを受けているのですがどうしたらよいですか(20代男性会社員)

上司のパワハラはどうすればいいか

上司のパワハラに悩む社会人は多くなっている傾向です。
2020年時点で労働局へのパワハラ相談が1年で、5,009,000件になり、過去最多の記録を更新したようです。
パワハラはストレスが溜まりやすく、鬱病などになり、通院する人が増えています。

パワハラの定義はご存じですか。
職場の権力を利用した嫌がらせです。
上司もしくは先輩が、下の者に対しての嫌がらせ行為をパワハラといいます。

パワハラか判断できないけど悩んでいる場合、どのような行為を受けたときか考えてみましょう。
蹴られた、殴られたなど、暴力はパワハラです。
他の社員がいる場所で、大声での罵倒や叱責はパワハラです。
あなたがいなければうちは黒字など、責任転嫁もしっかりパワハラですよ。

上司や先輩による無視もパワハラになります。
いきなり仕事がもらえなくなった、挨拶しても無視や、あいつとは喋るななどは、権限を利用している行為です。

パワハラも対処方法

直接言うのはとても勇気がいり、辞めさせられるのでは思ってしまうので難しいでしょう。
まずは人事に相談してください。
人事から指導が入ります。
もしくは他の上司に相談するのもよいでしょう。

社内の人へ相談することに抵抗がある人は、各専門機関に相談するのも一つの手段です。
また社内へ相談しても動いてくれない場合があります。
その場合も、各専門機関に相談してましょう。

社内へ相談をするときの注意点

人事部がある場合は、人事の人へ相談しましょう。
その際パワハラへの証拠になるものを見せてください。
人事部への指導が入っても変化がない場合は、他の上司へ相談しましょう。
人事の人へ渡した証拠のものと同じでもいいので、何か判断できるものを渡してください。

専門機関へ相談するときの注意点

実際にパワハラを受けている証拠の準備はしましょう。
メモ、メール、最近では音声データがあると各機関は動きやすくなります。

また、いつどこで何をされたかも重要です。
パワハラへの頻度、あなたがパワハラを受けてどう対応したのか、目撃者はいるのか細かく聞かれますので、冷静に相談できるよう、証拠集めをおすすめします。

また専門機関は数多くあります。
都道府県労働局雇用均等室や労働基準監督署、 総合労働相談コーナーなどありますので、まずはどこに相談するか決めておきましょう。

パワハラは一人で悩んでも解決策を出すのは難しい問題です。
子ども同士のいじめとは、問題の大きさが異なりますので、時間が経過することで治ると思わないでください。
精神や体を壊す前に、対処するようにしましょう。

最終的に解決に至っていない場合は、弁護士に相談することも考慮してください。
証拠があれば、損害賠償請求ができる場合もあります。