仕事は好きだけど出世したくありません(29歳会社員 女性)
昇進の打診を断りたい
29歳の会社員、結婚して2年目になる女性です。
先日、上司から昇進についての打診を受けたのですが、断りたいと思っています。
というのは、お話をいただいたのは非常に忙しいポジションで、毎日長時間労働になるのは必須だからです。
現在の職場は家からも近いし待遇もいいのですが、昇進をしてそのポジションに出世することは考えていません。
仕事に専念するとなると、家事がおろそかになるだけではなく、夫との語らいの時間なども犠牲になることが心配です。
私の勤めている課内で退職者が出たため私に声がかかったのだと思うのですが、どうしたらいいでしょうか?
家庭を壊してまで出世したいとは思っていないのですが、これは私のわがままなのでしょうか?
円満な断り方を知っておく
結婚・出産後も仕事を続ける女性は、年々増加する一方です。
仕事が好きで、キャリアを積んだりスキルを磨いたりすることには努力するけれど、中には「出世はしたくない」と考えている人もいますよね。
ある会社がワーママを対象に行ったアンケートによると、「あなたは出世したいと考えていますか?」という問いに対して、「出世したくない」と考える女性が全体の15.7%を占めていました。
出世したくない理由としては、「労働時間が長くなる」「責任が重い」などが挙げられます。
現状で満足している、家庭を犠牲にしてまで収入を増やしたくないと考えているワーママが特に多いようです。
家事と仕事の両立が現在でも大変なのに、仕事の忙しい役職に任命されれば残業も増え、確かに両立は難しくなるでしょう。
特にこれから出産しようと考えている女性にとっては、昇進することでストレスが溜まってしまうことも考えられます。
家庭を抱えているワーママにとって、昇進することによってワークライフバランスが崩れることは好ましくありません。
とはいえ、今後も働き続ける職場で、昇進の打診を上手に断るのはなかなか難しいものです。
上司に昇進の申し出を断る際には、まず最初に感謝の気持を伝えましょう。
それと共に、せっかくの打診を断るのを申し訳ないと思っている気持ちも伝えることが大切です。
次に、断る理由をはっきりと説明することも重要です。
プライベートの生活を大切にしたいということを説明し、今の仕事をがんばりたいと説明するのがベストです。
文面の最初には、必ず「昇進のお話をありがとうございます。」と入れておきましょう。
昇進の打診を断る際には、口頭ではなく文面で説明をするのがおすすめです。
昇進することと家庭を切り回していくことを両立させることができないという点を、きちんと説明しましょう。
その後、自分より年下の後輩が昇進し上司になる可能性も高くなりますが、その際にも自身の仕事にきちんと取り組むことが大事です。