完璧主義で仕事が終わりません(28歳クリエイター 女性)

完璧の基準を見直す
クリエイターというお仕事柄、作品や業務に対して100点満点を目指してしまうのは、プロ意識の高さゆえですよね。しかし、その完璧主義が時に時間管理の最大の敵になり、ご自身を苦しめてしまっていませんか。「すべての業務を完璧にこなさなければ」という強い思い込みを、少しだけ手放してみましょう。
仕事において本当に大切なのは、決められた期限内に相手が求める水準の成果を出すことです。成果に直結しない細部へのこだわりは、勇気を持って「80点」や「60点」でよしと割り切ることも必要になってきます。まずはご自身のなかにある合格ラインを少しだけ下げて、完璧ではなく完了を目指す意識に変えてみてください。肩の力を抜くことで、かえって柔軟なアイデアが生まれやすくなり、結果的に仕事の質も上がっていくはずですよ。
優先順位の見える化
目の前にたくさんのタスクが山積みになっていると、どこから手をつければいいのか焦ってしまいますよね。そんな時は、頭の中だけで考えず、今抱えている業務をすべて紙やツールに書き出して見える化してみましょう。そして、洗い出したタスクを「重要度」と「緊急度」の二つの軸で冷静に整理してみてください。仕事全体の成果の大部分は、実はごく一部の重要なタスクから生み出されていると言われています。
まずは、その「重要な仕事」がどれなのかを的確に見極めることが大切です。緊急に見えるけれど重要ではない些細な作業に時間を奪われないよう、優先順位の高いものから順番に集中して取り組む癖をつけていきましょう。一つずつ確実にクリアしていくことで、終わらないという漠然とした不安も少しずつ解消されていくはずです。
やらないことを決める
優先順位がしっかりと決まったら、さらに一歩進んで日々のタイムマネジメントを見直してみませんか。多くの方が「今日やること」のリストを作りますが、実は同じくらい大切なのが「今日やらないこと」を明確に決める作業なのです。
完璧を目指すあまり、本来は今日やらなくてもいい仕事まで引き受けてしまっていませんか。不要な作業を思い切って手放すことで、本当に注力すべきクリエイティブな仕事に時間を割くことができます。また、メールの返信など似たような細かいタスクは、時間を決めてまとめて処理するなど、作業の工数を減らす工夫も取り入れてみてください。
自分を追い込むための時間管理ではなく、ご自身の心と体を守り、長く楽しく働き続けるための優しいタイムマネジメントを、今日から少しずつ始めてみましょう。
